みんなで

23,24日は「横浜市道教室」が開かれた。
毎年、夏休みに横浜市の中学生を集まって、熱気のこもった練習を行う。
市の柔道協会の協賛をいただいて、一年生の3級受験のチャンスも含まれる。


参加費は千円。
会場使用料・保険代・会場備品費などが含まれる。
今年は約300人が集まった。(これでも参加を控えた役員校があった)


練習は3つのグループに分かれる。
1 女子初心者 2 初心者(1年生)  3 2,3年生


女子は「柔の形」の第一教の講習会。
3級受験に必要な要素なのだ。

初心者グループは、礼法に始まり。
受け身、基本動作、打ち込み、投げ込み・・・と基本的事項の講習。

上級生グループは、基本事項の確認のあと、寝技・立ち技の講習。
今回は、身体のさばきを中心におこなった。


今年は雨模様で気温も低く、脱落者もいなかった。
受講生は真剣に一つ一つ取り組んでいた。


二日目。午後から1年生は3級受験の試合を行う。
1勝すれば3級の申請資格が認められる。
級がかかっているだけに、緊張の面もち。
試合場に入り、礼をするときみんなガチガチ。まるでロボット。
間違えるとできるまで何回も指導する。
勝ったときの喜び。負けたときの落胆。
それだけ試合にかけてきたのだろう。
先輩の励ましを無駄にできない思い。
顧問からの期待。いろいろなものを背負って。


縁あって初心者から始めた柔道。
夏休みさぞ、辛かっただろう。
でも、今回のハードルを越えて、「柔道やっていてよかった」と
思ってくれる。
これからもライバルだけど、みんなで一緒に頑張って欲しいな。
今日の試合。一生忘れるなよ。


(N谷の選手は4名が初戦で突破。残り一名は6戦目で勝利。)




今回切に感じたこと。
道教室は初任以来毎年参加しているが。
今回ほど何もしなかった年はなかった。
それは、運営や指導を教え子世代がすべておこなっていたからだ。
『年寄りは引っ込んでいなさい』といわんばかり。
悲しいやら嬉しいやら。
横浜の柔道界も世代交代が進んでいる。