地震のこと
最初の地震が起きたのは、授業が終わり生徒たちがそれぞれの
動きを始めた頃だった
下校するもの
部活に行くもの
生徒会の活動を始めるもの
揺れる職員室
生徒に指示を出す職員の声
学年ごとに、一つの教室に集め
部活に散った生徒は校庭の真ん中へ集め
落ち着くのを待ったが
さらに余震・・・余震・・・
血の気が引き
心の中で何回も 「落ち着け」
16:00過ぎ、通学区域ごとに下校
指示を守り、落ち着いた行動をとった生徒たちに感謝
家族・親類の安否を確認
無事で良かった
生徒の帰宅を確認した頃
校長からおにぎりの差し入れ ありがたい
19:40
歩いて自宅へ向かう
約10キロ
バスが動いているが、なかなか来ない
さらに歩く
息子が妻を迎えに行き、折り返し自分の方向へ来るという
目印となる場所で待つが、なかなか来ない
こそかしこ渋滞 渋滞
さらに歩き新横浜駅へ
娘のバイト先
灯りを消した店内で何人かの社員・バイトさんといた
ほっと安心
そして自宅へ
自宅周りは異常なく
まさに妻と息子も帰っていた
大災害で気づくことは多い
しかし、時間がたつと忘れることも
心に警鐘を 凄まじい映像を
忘れまい