あれから10年

神戸ルミナリエ

1995.1.17
阪神淡路大震災の日。

私は2年自然教室で、福島と栃木の境の那須甲子にしました。
二泊三日のスキーを主とした自然教室の最終日でした。

地震があったことに気づかないまま、その日を過ごし、
学校に戻ったとき、職員室のテレビに映し出されていた光景が忘れられません。

それは、街が炎に包まれ、たくさんの煙の渦が巻きあがっている様子でした。
テロップが次々と流れ、早朝関西で大地震があったことを知りました。

テレビの光景は特撮映画か、合成された被災の映像かとも思いましたが、
事実と知り愕然とするとともに、その後の悲惨な状況が心に重くのしかかりました。

関西には遠い親戚が一世帯あるだけですが、関東にも同じような地震が起きたらと
思うと恐怖を覚えました。


あれから、十年。
幸い、私の身の回りには、災害もなく、子どもたちも成長し、家族も健康で過ごして
います。

しかし、あの大地震を自分のこととして考える必要があると思います。
新潟地震しかり、スマトラ沖大津波しかり・・・。
家族を守るにはどうしたらいいか。

そして、近隣の方々との協力体制を作るにはどうしたらよいか。
この、記念の日だけでなく日常の問題としてとらえていきたいと思いました。


写真は神戸ルミナリエ