強化合宿総括

今年も、あと三日を残すばかりとなった。
3年目の千葉強化合宿に参加して戻ってくると、ふと我に返る。
「今年もあとわずかだ。そして年明けが新人戦」。
毎年のことながら、年末は家におらず、柔道漬けの毎日であったと思い返すのである。


千葉の強化合宿について説明しようと思う。
最初に参加したのは、平成17年度。
N谷に赴任して入ってきた3人の女子が今までになく好素材であったので、一年時から他県へ遠征に連れて回っていた。千葉・埼玉・東京など。
そこで、「女子指導に命を賭けている」先生方に出会うことになる。
埼玉県のzuka先生。千葉県のOG先生。
そして、初めて参加した一昨年の冬に出会った鬼のW先生。そして、会場校の至れり尽くせりのY先生。
4名の先生方と初めて四日間をともにした合宿で、さらに衝撃を受けることになる。


激しい練習はもちろん、選手をぐいぐい引っ張る指導力
工夫された練習。そして言動。
それぞれの指導スタイルは違っていても、情熱は同じ。それは日本一を目指していること。




一年目の合宿は、選手はやられっぱなし。さぞ、こんなところへいきなり連れてきた顧問を恨んだことだろう。
しかし、成果は表れた。
市大会新人戦、下馬評を覆し市大会準優勝。個人優勝・準優勝・三位。
県新人戦は団体三位。(I原に負けて)そして、個人優勝。
次は夏も!と言いたかったが、宿敵鶴ヶ○に破れ関東出場の夢は断たれる。
しかし、個人戦優勝一名。三位一名。
かろうじて、関東・全国出場。




二年目の合宿。
残念ながら、次の代は女子部員ゼロ。4月に入った2名の一年生を連れて行くことに。
初心者から始めた一年生。アップでぼろぼろ。泣きが入る。
ただいただけの状態。




そして、今年。泣きが入った女子二人も少しは逞しくなり。
二名の一年とともに頑張った。


全国トップレベルの選手の中に混じっての四日間。抑え込まれ、投げられ・・・。
練習のお荷物とさえ感じた。
しかし、仲間に加えてくれた先生方の励ましもあり、何とかできることをさせ、そして自分自身も行い。
四日間を過ごした。




選手の感想を紹介しよう。


『千葉の合宿はやっぱり予想通りとてもきつかったです。
 私たちと千葉・埼玉の選手と大きく違うところがたくさんありました。
 一つは気迫です。何でも一つ一つ元気がありました。
 二つめは集中力です。相手の組み手やその防御など、その人に合った対応ができていて素晴らしいなと思いました。
 三つ目は声の大きさです。私が一番感心したのはこれでした。「元気出せ!」と自分の学校に言ったり、これが
 当たり前なんだと思うと、私たちも見習いたいなと感じました。
 この合宿で学んだことは、集中や元気。声の大きさなどいろいろありました。
 今回の合宿教えてもらったことを自分の学校に持って帰り、この三つをできるように頑張りたいと思います。 』


感想を載せた彼女は、44キロ級。入部当初は体力が持つかなと思ったが、根性だけはあった。
そして、長い手足をもつ少女だった。まだまだ県のトップとまではいかないが、実力はめきめきついている。
実際に、全国レベルの選手を目の当たりにして感じたことはたくさんあったようだ。
合宿で学んだことを、学校で生かすことが合宿の成果といえる。







さて長くなった。
最後に、合宿に参加さてたがたへの感謝の意を表したいと思う。




zuka先生へ。
今回も横浜勢を温かく迎えて頂きありがとうございました。
先生の情熱のひとかけらを持ち帰って、横浜で熟成させたいと思います。
そして、埼玉の負けない選手を横浜から産み出したいと思っています。


OG先生へ。
練習の統括ありがとうございました。
今後も千葉から関東・全国チャンピオンを輩出されることを願っています。
決して本性を横浜でばらしませんから安心して下さいね。


鬼のW先生へ。
今回は首が回らず難儀そうでしたが、暖かくなりましたらいつもの調子で爆発して下さい。
我がブログは週に1回は必ず見て下さい。
隠れたところで先生が登場するかもしれません。


Y先生へ。
いつも会場・合宿所のセッティングをありがとうございます。
細かい心配りは、こちらの合同練習などでも参考にさせてもらいます。
新入生入るといいですね。是非チームで横浜にいらしてください。待っています。